住宅には地震に耐えるために筋交等を設けた耐力壁というもがあります。車を入れるためにピロティを設けると耐力壁を設置する位置が限られる場合が多く、構造的に負担のかかる場所が増えることになります。
ピロティを設ける際は全体のバランスを考えながら他で補強を加えるなどしバランスを整える必要があります。
日照を取り入れるため南側に窓を大きくつるくケースが多いですが、開口部をつくると耐力壁を入れらる位置が限られてしまい、バランス悪い建物になりやすいです。上記同様全体のバランスを考えながら設計する必要があります。
基礎は家を支える一番重要な部分といっても過言ではありません。
基礎というものは一般的に鉄筋コンクリートでつくられますが、基礎に鉄筋が入っていないと強度が弱くなります。その理由は、コンクリートと鉄筋にはそれぞれ長所と短所を補うことで成り立っており、コンクリートは押される力(圧縮力)に強く、鉄筋は粘る力(引張力)に強い特性があります。したがって鉄筋のないコンクリートだけでは家の重荷に耐えられず折れてしまうため、バランスが悪く、壊れやすい基礎になってしまいます。
新耐震基準は昭和56年に導入され、「震度5強程度の地震でほとんど損傷しないこと」「震度6強〜7に達する程度の地震で倒壊・崩壊しないこと」を求めています。
実際に、阪神・淡路大震災では、全壊あるいは半壊した20万棟以上の住宅のうち新耐震基準が導入される前の昭和56年以前に建てられた建築物に被害が集中しました。一方、昭和57年以降に建てられた建築物の7割以上は、被害が軽微もしくは無被害となっています。つまり、新耐震基準が導入された昭和56年以前に建てられた建築物には耐震性が不十分なものがあるといえるのです。
阪神大震災以降、多くの専門家が実地検証し、地震による木造建築の倒壊メカニズムの研究がすすめられました。その結果、現在では必要な耐震補強法が確立し、それを反映して建築基準法が改正された。 シン建築事務所でこれらの建築基準法に沿って、精密耐震診断を行い、安心・安全なお住まいをご提案します。
建物の重心と剛心(強さの中心)が離れていると揺れが増幅しますのでバランスの良い壁配置が必要になります。
補強金物で柱と梁や土台の接合部分がはずれないように繋ぎます。
すじかい、体力壁の浮き上がりや家の持ち上がりを防ぐ金物です。
基礎と柱をがっちり繋ぎます。
上記でも説明した通り、昭和56年以前の建物は耐震にどうしても不安が残ります。
部分的に耐震リフォームをしても建物自体が古いため、一から耐震を考えて作った建物とはやはり耐震性能が違います。
「では、新築を建てる・・」それでは高額ですし、もったいない。
また、昭和56年以前というと30年以上も前です。
そろそろトイレやお風呂のリフォームも考えたい時期です。
そこで、最近では部分的なリフォームではなく、リノベーションを考えるお客様が増えています。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□